『唯だって幸せにはなれなかったんだ』 ーーードクッ 「まぁ良く考えなさいね。」 五十嵐さんは2人の写真を 私の足元に放り投げて去って行った。 ねぇ、唯…。 私何か悪いことしたかなぁ。 ただ、生きているだけじゃない。 生きている事さえ“幸せ”に入るかな。 …じゃあ生きテナけレばイイコトジャン 私はその場から写真を握りしめ階段を駆け上がった。 途中で誰かに声をかけられたきもしたけどスルーした。