夜空の星は。




『唯だって幸せにはなれなかったんだ』
ーーードクッ




「まぁ良く考えなさいね。」



五十嵐さんは2人の写真を
私の足元に放り投げて去って行った。



ねぇ、唯…。



私何か悪いことしたかなぁ。

ただ、生きているだけじゃない。




生きている事さえ“幸せ”に入るかな。


…じゃあ生きテナけレばイイコトジャン


私はその場から写真を握りしめ階段を駆け上がった。


途中で誰かに声をかけられたきもしたけどスルーした。