夜空の星は。

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「…なるほど。わかった。

くれぐれもお大事にな。


またなおったら教えてくれ。」


「はい。ありがとうございました。」

私も頭を下げて声の代わりに
お礼を言った。


「…取り敢えず帰ろう。

星羅の家も覚えたし。」

…確かに帰った方がいいよね。


ありがとう。


私は口パクで伝えた。

それを見た斎藤は

「どういたしまして。」

ってこれからの不安を掻き消すような
そんな笑顔を見せてくれた。