「「離せ。」」


「砂糖なんかに星羅を渡したら
星羅が生きてかえってくる
かわからないわ。
いろんな意味で。」

「あぁ?お前に星羅を渡したら
俺に懐かなくなっちまうだろーが。

だから俺と行くの。」


「ダメ。無理。却下。」



「「星羅をもっと可愛くさせるのは
私なんだから。」
俺なんだぞ。」

バチバチ……

しばらく続く睨みあい。


『はい、ストーップ♪』

お?


不意に私の体が持ち上げられ、
すぐに降ろされた。


誰?

そこには…




「龍?!」
「「龍…」」


「「「え?」」」

え?何?

2人とも龍のこと知ってるの?