夜空の星は。



目の前には規則正しい
寝息を立てる星羅がいる。


窓からはいる柔らかな風に
靡かれる星羅の髪が顔にかかる。


その髪をどかしながら
星羅の頬に手を添える。


「くそ…」


こんなにも目の前にいるのに。

手を伸ばせば届きそうなのに。


ーーーーー俺がその手を掴めないのは
俺が弱いから。