「星羅ー!」

朝から首に巻きついてくる斎藤。

「っーー?!

は、離れてっ!//」


今まであまり抵抗しなかったけど、
やっぱり意識してしまう。


「やだー。」

やだじゃないし。

『ハルー』
「んー?」

クラスの男子が斎藤を呼んだから
斎藤はそっち側を向いた。

首に手は回ってるけど。

「星羅っ。」

茉莉が小さな声で話しかけてくる。

「逆に意識しすぎて
バレるかもしれないから
自然にっ!」


えぇー。

自然に?自然に…