ちとせは こんなあたしを どう思ったかな。 あたしの呟きを聞いたちとせは、 すぐに姿を消してしまった。 膨らみかけの蕾が見える 桜の木に、 もたれかかって 空を見上げる。 少し寒くなってきた。 他の先輩と喋ってた美奈子せんぱいが、 ふと振り向いた。 「洋ちゃん、一緒に写真撮ろう!」