「何してんだ?」 「・・・っ!」 小川はまるで、カンニングを見つかったかのように後ろに手を隠し、こっちを見た。 「あ、おはようございます、涼晴先輩♪」 「さっき何隠した? それに、ここお前の下駄箱じゃねぇよな?」 俺は小川に近づいた。 「い、いや別になんでもないですよ!」 「・・・・じゃぁこれなんだよ?」 俺は小川から紙を奪った。 そう、それはさっき小川が後ろに隠したヤツだ。