ガチャ――――――――――
枢瑠の部屋の窓が開き、誰かが枢瑠の部屋に入ろうとしていた........
その時、窓の隙間から入ってきた冷たい夜風が枢瑠に触れた。
「ぅー、さむ....ぃ、、、」
枢瑠は起きることなく、毛布にくるまって寝返りをうつだけだった.......
そぅ、この時起きておけば良かったと幾度となく後悔することになるとは枢瑠は知るよしもなかった......
「枢瑠、君は本当に可愛いね
誰も君の代役なんていないのさ.......
そして、僕と一緒に一生を共にしよう」
白夜は枢瑠に近づき、寝ている枢瑠の首筋に顔を埋めた。
そして、枢瑠の首筋に舌を這い、枢瑠が起きぬよう自身の牙を首筋に貫いた。
「グチュ_______ズズッ___ペロ」
「はっ、あ、はぁ__ぁ.....」
部屋には白夜が枢瑠の血を啜る音と血の生臭い匂いが充満していた。
すると白夜は自身の手首を噛み、血を口移しで枢瑠に飲ませた。
「ふっ、ぅ、 あっ、 ぃ ゃ.......」
これには枢瑠も驚き、 驚いた拍子に誤って白夜から口移しされたモノを飲みこんでしまった。
そして飲みこんでからわかったことがある.....
私が飲んだモノは血だということに______________
すると突然身体が燃えるように熱くなり、あまりの事に枢瑠は気を失ってしまった。
「それじゃあ、僕の家へ行こうか」
白夜は気を失っている枢瑠を抱き上げて、窓から出ていってしまった。