「あー、緊張した!

なんで目が合っただけで緊張するのよ!!!」


私ははや歩きで明星の元へ向かった。


..................................................................................................


「もー、枢瑠ったら遅ーい!!!!!!

料理取りに行くって言って何分時間かかったのよ!!!」

「あーもー、ごめんって―!

明星の好きなものいっぱい取ってきたから許して、ねっ!!」

「もー、いいよ!馬鹿!!」


『とか言いながら私の取ってきた料理食べてるし.....。

どっちなのよ!もぉっ!!! 』


と口に出したらまた喧嘩になってしまうので言えるはずもなく、心の中で思うしかなかった。





~白夜 (気持ち)~


目が合った時、白夜は何かに惹き付けられるかのように彼女に夢中になっていた。


白夜はすぐに家来を呼んだ。

「さっきの彼女について片っ端から調べてほしいんだけどいいかな?」

「はい、かしこまりました。」

「ありがとう。」


________________________________________________________________


「さぁーて、彼女をどうやって手に入れようかな~♪♪♪」


白夜は昔から自分が気に入ったものは手に入れなけれはま気がすまないということがあった。


そして、白夜に目を付けられれば最後........



逃げられるものなんていない........




~枢瑠~



「ねー、枢瑠~、さっきのお詫びとして飲み物なんかとってきてよ☆★」

「ちぇっ、その手があったか.......。

まぁ、いいよ、じゃあ、取ってくるから。」


私は飲み物を取りに行こうと、テーブルへ向かった。


その途中前の人がピアスを落としていってしまった。


私はそのピアスを拾い走って落としてしまったひとの所へ走った。


でも、ピアスを落とした人は女性ではなく男性だった。


「はぁっ、は、はぁ、はぁっ、、、、

もー、どこにいったのよ!!!!」


無駄な考え事をしていたら、その人を見失ってしまった。


と、その時!!!!


トントンっ.......


枢瑠の肩を誰かが叩いている。


「えっ.......」


急いで振り返ると、そこには白夜がいた。

「僕になんのようですか?」

笑っているけど、どこか変だった。


私はその恐怖に耐えながら、せいいっばいの声をだした。

「あ、あの、このピアス貴方のですか?」

「あっ、探してたんだよ

ありがとう

お礼に今度食事でもどうかな?」


私は、その時恐怖という気持ちしかなかった。

「あっ、いや、悪いですよ。

ただ落とした物を拾っただけなのに.......

では、私は友達がおりますので、さようなら」


私は最後にペコッと一礼した。


「ちぇっ、失敗しちゃった。

名前は確か.......枢瑠、一条 枢瑠だったかな。

枢瑠、君は手強いね。

まぁ、君のそういうところが好きなんだけどね。クスクスっ 」


白夜は枢瑠だけに会いに来たように枢瑠に会うと帰ってしまった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


やがて、パーティーも終わり、枢瑠は今家の自室にこもっていた。



ボフッ________________

枢瑠はベッドに頭を埋めた。


「はぁー、なんなのよ......

でも、白夜様って他の人とオーラが違うっていうか.......

怖いっていうか.........


はぁ~~~~~~~~............


もぉー、いいや!

寝たら解決するわ!!!

うん、そぅよ!

寝たら終わるのよ! 」


そして、枢瑠は眠りについた。



でも、枢瑠はこの後何が起こるかを知らずに――――――――――――