「ま、麻里・・・。」

えっ!?

ま、まさか遥斗が言ってることが本当だとか・・・。

ザワザワと教室がざわめく。

「マジでー!?」「生告白初めて見たわー」とか冷やかしの声が広がる。

「なあ、麻里。返事、聞かせて?」

そう言った瞬間。

バンッっと教室のドアが開く。

は、遥斗!?

「なあ、兄貴。いっつも俺のもん取るくせに自分は一方通行なんだ。へえー。」

悠ちゃんが顔を赤くして

「別にいーじゃねーかよっ!悪いか?」

「悪い!言っとくけど麻里は俺のもんだからな!?」

え。私、悠ちゃんのものでもなく、遥斗のものでもないよ?

チュッ。

「は、遥斗!?」

また、キスしてきた。

顔が、真っ赤だと思う。いや絶対。

「こ、これでもか!?あ、諦めろよな!」

は、遥斗・・・。