「よし!じゃいこっか!」 と、手を取ってきた 「なにさり気なく手ぇ繋いでんの?」 手繋ぐの久々で戸惑った。 腕はよく組んでるけど、手を繋いで歩くって なんだか、新鮮な感じがした。 「あ、嫌だった? けど、デートなんだしいーでしょ?」 て、半ば強制に繋いでることに。 すっごく嫌ってわけではなかった。 どうしてかな。 なんかこの頃おかしいな。 木下のせいだ。 この人が気を狂わせる。