それから、数時間後、
慎ちゃんは帰ってきて…



開口一番は、
「姉さんは、バカですか!!」
だった。




ひ、 ひどい…



「ご、ごめんなさーい」

「なんで、倒れるまでしんどいって
言わなかったんですか!
もし、誰も気づかなかったら、姉さんはどうしていたんですか!
無理を…しないでください。」

「本当にごめんね。慎ちゃん。
きっと、慎ちゃんが見つけてくれるって
余裕かましてたんだね…アハハ…」

「ね、姉さん…
無事で何よりです。」