だって…
ひそかに思いを寄せる人がいるもの。

涼太先輩…
私は、いつかあなたの目にうつってみせる。
きっと…




「む~うぅ~かぁ~」

「なに。憂。」

「明日だね。
夢雨歌ならきっと一位だね(笑)
去年も一位だったもんね。」

「これだけ好きなのに、
一位になれなかったら恥ずかしいからね。
でも、憂は出ないのになんで?」

「いやぁ~
俺、夢雨歌の即答好きなんだよね~
去年のさ~…
[新撰組で切p…]
[山南敬助]
[せ、正解です。]
ってやつ!!
切腹のせっ。ってとこで
答えるとか(笑)」

幼なじみの憂は、
いつも爆笑する。




だって…簡単だったんだもん。

「あれは…
簡単すぎるよ。
新撰組で切腹といえば
江戸へ帰るっていう置き手紙をおいて
新撰組を出たけど
沖田の手によって
引き戻されて
土方に切腹を命じられた。
その切腹は、
とても立派だったっていうね。
そんなので、有名でしょ。」


「興味ねぇ~(笑)
さっすが、学年一位の秀才!!」


いつも、こんなことを言っている…