翌日ー

今日は朝早めに起きて。いつもより髪の毛を綺麗にくぐった。

今日の朝もし俊也に会ったら言おう。

そう決めてたから。

「行ってきます」

すこし緊張気味で玄関のドアを開ける。

「ふぅー・・・・」

持っているスクールバックをぎゅっと握りしめて。

深呼吸をしながら、いつもの道を歩く。

すると。俊也がいた。

ばっちり目が合って。ちょっと怖くなったけど。

でも。言わなきゃって・・・・。

だから勇気を出して言った。

「あっあのさ・・・・・」

私がそう言うと、俊也は真面目な顔でこっちを振り向いた。

「ん・・・・・」

「今日・・・・・話せる?・・・・・」

「・・・・・わからん」

「そっか・・・・・」

そしてそのまま私たちは別れた。

私は自分が話しかけれたことにすごく安心して。

だけど。これからなんだよね・・・・

そう思った。

少なくとも俊也は私の話聞いてくれるよね・・・・?

だから、振り向いてくれたんだよね・・・・・・?

私は待ってるよ。

ずっと。

待ってる。

ちゃんと言うよ。

今度は逃げたりしない。

もし神様がいるならどうかお願い。

私に。

もう一度だけチャンスをください・・・・。

どんだけ傷ついてもいいから。

私はそれでもいいから。

だからお願い・・・・。

君にちゃんと伝えたい。