君の隣で~☆星空☆続編~【完】

守に訪問者が来た事と、ずっと鳴り続ける電話の事を話すと、守は現場から急いで帰ってきた



「おい!大丈夫か?」


息を切らしながら、部屋に飛び込んできた守にあたしは冷めた目で見ていた。



「現場平気なの??よく帰ってこれたね」




今まで、そんな口の聞き方を守にした事がなかった。


でも、もうこの時のあたしには守の行動にも、勝手な言い訳にもうんざりして限界がきてた。



「大丈夫、、それよりなんだ??」


「狙われてるよ、流奈はだいだい予想つくよ」


「何が??」


「まぁ、守は何も知らないだろうけど、完璧、狙われてる」


「は?」


「毎日、誰かにつけられてる」


「何で早く言わねーんだよ」


「言う時間すらないからね。守は忙しいからさ」


「…………」


「ねぇ?翔サンに守が夜勤な事行った?」


「言ったよ」


「そう」


「翔サンは関係ねぇだろ?」


「いつもつけられる車のナンバーが2台とも〇〇ナンバーでさ」


「〇〇ナンバー?」


「そう」



守はそれっきり何も話さなかった。



「いつも、守が居ない時だからね、電話なるのも」




そう言いながらあたしは布団に入った。




その日あたしは夜中、お腹の痛みと戦った




守は一睡もせず、隣の部屋で何かを考えていた。