それからのあたしは、絶えず男がいた。


1人なんかじゃない


一生懸命何かを埋めるのに、


あたしは、自分の居場所を探し続けたんだ。



恋愛なんて、あたしにとってはゲーム。


そう、駆け引きから始まるゲーム。


相手を振り向かせるまでが、あたしの勝負だった。



そう、メインキャラクターを選ぶかのように……。


あたしの悪魔みたいな女の始まりだった。



好きになったら負け――

惚れたら終わり。


ゲームオーバー


あたしのゲームは留まる事を知らなかった。



“好きだよ………”


“流奈は??俺の事愛してる??”


“本当にお前って冷めてるよな……”


“何考えているかわかんねぇよ!!”


“ずっと、一緒にいような”


色んな男達があたしに言ってくる




“何……それ!?”





好き?
愛してる?



冷めてる?
何考えているか分からない。




ずっと………


そんなもの、あるはずがない。



あたしにだって分からないんだ



もう――
好きの意味すら、


愛の意味――





あたしが冷め切った理由も
何を考えてるかさえ………。








世の中には……
男と女しかいないんだ


だからお互い求め合えばいい。

それだけで、意味なんてなくていい。





どうせ、体を求めるくせに
sexしたいだけでしょ?



好きだからしたい、
愛があるから?


みんな……
そんな純なわけ??