もう少しで道路に辿り着く……
その位に差し掛かった時あたしは駆け出した。
“げ…………っ!!”
あたしは細道を抜けた瞬間思わず息を飲んだ。
「び、びっくりしたぁ……”
そこには笑いながら立ってる先輩の姿があった。
一瞬で、あたしの体に鳥肌が立った。
「流奈ぁ~危ねぇ~から、こんな道通ったら」
“いや、むしろお前のが危ねぇーから!!”
そう思いながら先輩を追い越した。
「痛っ………!」
おもいっきり掴まれた腕に痛みが走りあたしは後ろを振り返った。
「話し聞いてくれよ」
「…………」
「真っ直ぐ家まで届けっから」
しつこい先輩に痺れを切らしたあたしはため息をついた。
「寄り道しないでくれる?絶対だよ!!」
そう言うと先輩は頷き、あたしは助手席に乗らされた。
「で、なんの話し?」
「いきなり聞くなよ」
「じゃ、降ろして」
「………待てよ、少しくらいさ、余裕持たせろよ」
「…………」
「ってか何の話しなの?」
「……合えよ」
「はい?」
「付き合ってくれない!?俺と……」
「いや、無理だわ……」
その瞬間、先輩があたしの顔を覗き込むのが分かった。
あたしはただ、真っ直ぐ向いていた。
その位に差し掛かった時あたしは駆け出した。
“げ…………っ!!”
あたしは細道を抜けた瞬間思わず息を飲んだ。
「び、びっくりしたぁ……”
そこには笑いながら立ってる先輩の姿があった。
一瞬で、あたしの体に鳥肌が立った。
「流奈ぁ~危ねぇ~から、こんな道通ったら」
“いや、むしろお前のが危ねぇーから!!”
そう思いながら先輩を追い越した。
「痛っ………!」
おもいっきり掴まれた腕に痛みが走りあたしは後ろを振り返った。
「話し聞いてくれよ」
「…………」
「真っ直ぐ家まで届けっから」
しつこい先輩に痺れを切らしたあたしはため息をついた。
「寄り道しないでくれる?絶対だよ!!」
そう言うと先輩は頷き、あたしは助手席に乗らされた。
「で、なんの話し?」
「いきなり聞くなよ」
「じゃ、降ろして」
「………待てよ、少しくらいさ、余裕持たせろよ」
「…………」
「ってか何の話しなの?」
「……合えよ」
「はい?」
「付き合ってくれない!?俺と……」
「いや、無理だわ……」
その瞬間、先輩があたしの顔を覗き込むのが分かった。
あたしはただ、真っ直ぐ向いていた。



