君の隣で~☆星空☆続編~【完】

雄也と別れてから
あたしの回りには男が群がった。


別れたと言う情報を得たのだろう。



他の中学の時の仲間なんて随分と連絡すらとってないのに

バイト先に顔を出した。




でも、あの時のあたしはもう居なかった


寂しさを埋める為に男を求め続けた頃のあたしは



もう消えてなくなっていた。



だから冷たくあしらっていた、近付く男達に……。





「なぁ~帰り送って行ってやるよ!!」


スタンドに来た先輩がバイト中のあたしに話しかけて来た。


「いいから!!」


「ちょっと話したい事あるんだよ」


「じゃぁ、今言って」


無表情のまま窓を拭きながら言った。



「真剣な話しなんだ」


「じゃ、また今度にして」



そう言ってあたしはガソリンを入れ領収書を出した。



「送って行くから」


そい言いながら車は近くのコンビニの駐車場に入って行った



あたしは、それを追いながらため息を付き、仕事に集中するように切り替えた。