君の隣で~☆星空☆続編~【完】

6日後。

あたしと愛は無事に退院をした。



愛は低体温の為、3日間ほど保育器に入っていたが、4日目から新生児室に移され、何事もなく、母子共に退院できた。



雄也は中1の時から、職人の仕事をしてい為、給料もよく、あたし達の住む家はもう借りて決まっていた。



それでも、心配したお母さんは1週間でも……と家に帰ってくる事を進め、


雄也とあたしと愛3人は実家に少しだけお世話になる事にしてた。




本当は誰の力も借りたくなかった。


世間では、あたしの噂が面白がって流される中……


あたし達は“絶対にやってみせる”そう、強く心を動かすものがあり、愛を必ず立派に育ててやる!!


そう、あたしの中での決意は波半端な気持ちじゃなかった。




あたしの腕の中で気持ちよさそうに眠る愛を見て……


あたしは何度“愛しい”と思った事だろう。


まだ16歳と言うただの子供かもしれない……


それでも、精一杯の愛をこの子に注ぎたいと思う毎日だった。


何度、眠れない日々が続いただろう、


隣で眠る愛を眺めながら何処かで


“この幸せを奪わないで……”


そう神様に願っていた。



たった16歳と言うまだ子供の表情を残しながらも




あたしは雄也だけを取り残し、すっかり、母親になって行った。