そんなあたしも母子ともに順調で
喘息があるあたしは内科に通いつつ、順調に育ってくれていた赤チャンはもう、7ヶ月にもなっていた。
その頃は雄也とあたしの家で暮らしお世話になっていた。
朝から夜勤まで仕事をし続けている雄也にも頭が上がらず、
ただ、
妊娠して以来ずっと
お父さんとは会話をしていなかった。
そんなある日、
久々に家の中でお父さんと2人になり気まずい雰囲気の中で部屋に閉じこもろうとした時………
「おい!流奈、冷えるから靴下くらい履いておけ」
そうお父さんがあたしに言ってきた。
びっくりして時間が一瞬止まった中で
「ありがとう、お父さん……」
そう言うと、お父さんは涙を流しあたしから目を反らした。
嬉しかった……
涙が溢れそうになった中
あたしは部屋に戻り靴下を履いた。
授かった命のお陰で、今までバラバラになっていた家族までもが少しずつまとまり、
冷めきってた家族が温かく感じていた。
あんだけ、どうしようもなく悪さを繰り返し、親に迷惑をかけ、
恥ずかしい思いまでさせて来たのにこんなあたしを見捨てずに受け入れてくれた。
家族が何より嬉しかった。
辛かっただろう……
どうしようもない娘を持ったばかりに騒ぎ立て
面白がり指差して笑われていた世間に耐え抜いた
お父さん……
お母さん……
そして、あたしにが居る事で、恥ずかしく寂しい思いをさせた弟……
そんな家族の強さに心が打たれ……
自分のしてきていた過ちに始めて気が付いた頃でもあり、言葉では言い表せないほどの感情が湧いていた。
喘息があるあたしは内科に通いつつ、順調に育ってくれていた赤チャンはもう、7ヶ月にもなっていた。
その頃は雄也とあたしの家で暮らしお世話になっていた。
朝から夜勤まで仕事をし続けている雄也にも頭が上がらず、
ただ、
妊娠して以来ずっと
お父さんとは会話をしていなかった。
そんなある日、
久々に家の中でお父さんと2人になり気まずい雰囲気の中で部屋に閉じこもろうとした時………
「おい!流奈、冷えるから靴下くらい履いておけ」
そうお父さんがあたしに言ってきた。
びっくりして時間が一瞬止まった中で
「ありがとう、お父さん……」
そう言うと、お父さんは涙を流しあたしから目を反らした。
嬉しかった……
涙が溢れそうになった中
あたしは部屋に戻り靴下を履いた。
授かった命のお陰で、今までバラバラになっていた家族までもが少しずつまとまり、
冷めきってた家族が温かく感じていた。
あんだけ、どうしようもなく悪さを繰り返し、親に迷惑をかけ、
恥ずかしい思いまでさせて来たのにこんなあたしを見捨てずに受け入れてくれた。
家族が何より嬉しかった。
辛かっただろう……
どうしようもない娘を持ったばかりに騒ぎ立て
面白がり指差して笑われていた世間に耐え抜いた
お父さん……
お母さん……
そして、あたしにが居る事で、恥ずかしく寂しい思いをさせた弟……
そんな家族の強さに心が打たれ……
自分のしてきていた過ちに始めて気が付いた頃でもあり、言葉では言い表せないほどの感情が湧いていた。



