君の隣で～☆星空☆続編～【完】

翼がいなくなってから


分からなくなってしまった愛……。



翼がいなくなって変わり果てたあたしは、


男があたしに付き合う事を求めれば受け入れてた。


好きとか、愛とかが生まれない付き合い


相手が不安で追い掛け続けて来ても、


相手が涙を見せようとも感情が動く事すらなかった。



「別れよ」


そう何度突き放し、傷付けて来た事だろう。



あたしの中に“罪悪感”すら生まれない


“好きになるならなればいい…”


ただ、確信していたのは



もう二度と誰も愛す事はないだろう



それだけだった。





雄也のあたしと一緒にいる時の幸せそうな笑顔。


いつからか、ﾊﾞｲﾄ先にも迎えに来る日々。



昔みたいに自由がなくなりつつあったあたしは雄也と喧嘩の毎日だった。



それでも雄也は涙を流しあたしから離れなかった。



その頃、あたしは雄也が仕事でいない時以外外で遊べる事がなくなっていた。