高校を辞めてからのあたしは、何かを忘れるかのように一生懸命バイトをした。
朝からシフトを組み夕方まで、夕方からの場合は10時までひたすら働いた。
理恵も学校が終わると、夕方からバイトに来たりで、バイトが終わった後は2人でご飯を食べながら相変わらず夜の街をさ迷ってた。
翼を失ってから3年目の夏……。
夜の風は、凄く心地良くて……
あたしは理恵と一緒に、翼といた公園にたまる事が多くなっていた。
あの時のジャングルジム
2人で座ったベンチ
3年経ったのに変わらない光景……。
それでも、あたしの隣に翼がいない事に、とてつもない痛みが走っていた。
また、この公園にいれば
翼が話しかけてくれるような気がして……
ジャングルジムに登って空を見上げているような気がして……
ベンチに寝転がってる気がして……
あの2人で一緒に座ったベンチなのに、今はもう翼のぬくもりさえ残ってなくて
公園を見渡す度に
あの時の翼が映し出されるのに、
姿がもうない事に、
あたしは時間が経ってしまう事に、
怯えてた……
本当は……
変わり果てて行く自分にも怯えていたんだ。
朝からシフトを組み夕方まで、夕方からの場合は10時までひたすら働いた。
理恵も学校が終わると、夕方からバイトに来たりで、バイトが終わった後は2人でご飯を食べながら相変わらず夜の街をさ迷ってた。
翼を失ってから3年目の夏……。
夜の風は、凄く心地良くて……
あたしは理恵と一緒に、翼といた公園にたまる事が多くなっていた。
あの時のジャングルジム
2人で座ったベンチ
3年経ったのに変わらない光景……。
それでも、あたしの隣に翼がいない事に、とてつもない痛みが走っていた。
また、この公園にいれば
翼が話しかけてくれるような気がして……
ジャングルジムに登って空を見上げているような気がして……
ベンチに寝転がってる気がして……
あの2人で一緒に座ったベンチなのに、今はもう翼のぬくもりさえ残ってなくて
公園を見渡す度に
あの時の翼が映し出されるのに、
姿がもうない事に、
あたしは時間が経ってしまう事に、
怯えてた……
本当は……
変わり果てて行く自分にも怯えていたんだ。



