「できたぁ~~!!」


「完成っ!!」


「わぁ~い!!」



ちょっと、不細工な格好の雪だるまがそこに、ちゃんと立っていた




「おうちにもってかえろう?ママぁ~!!」



「アハハハハッ!!!」
「ププッ!!」



「ちい~たん、かわいい!」

「千夏ぅ~!!雪だるまは持って帰れないんだよぉ!」




愛と一緒に笑い合う中で、不思議そうな顔をした



「だってね、ゆきだるまさん、さむいっていうよ?」



「千夏……」



「じゃぁ、おうちから、愛がタオル持ってきてあげる!!」




「愛っ!気をつけてよ?」


「うん、大丈夫っ!!」





そう、ずっとそんな優しさを忘れない子でいて欲しい……





愛と千夏が雪だるまにタオルをかけ、一緒に写真をとった




2人共、とびっきりの笑顔で……