守の抱えているものを、一緒に抱えて行きたい……




守が今まで、ずっとあたしに真実を言わなかったのも、きっとあたしのせい。



そう―――



あたし達の壁は、たった1枚の薄っぺらい紙切れなんかじゃ繋がらなかったんだ。



そこには、愛などなかったから。




守も同じだったんだね、




何かに怯えながら、ずっと笑っていたんだ。








そう、笑い続けてる顔の裏側に


本当の姿を隠しながら―――。




でもね?


やっぱり、真実の姿って簡単に見破る事できるんだよ……




知ってた?





隠すなら、もっと上手に




笑わなきゃね――――。




回りに、見破られないようにさ………。