いつだって、居場所を探してた。


ずっと……


自分が心地いい場所を探し求めてた。




あたしの居場所……。




行き場を失ったあたしに手をさし出してくれた




あたしの大切な、大切な翼。




翼がいなくなってから、あたしは居場所すら探す事をしなくなったんだ




もう、2度と見付からないものだって




自分でよく分かっていたから。




でも……




不思議で、人間って贅沢。



時には、愛を求めたくなる……


時には、優しさを求めたくなる。



こんな風に考えるあたしはまだ、人間でいられているのだろうか……。




まだ人間を心から捨ててないのだろうか……