あたしはそのまま病室を出てカーテンの閉まっている新生児室の前に立っていた。
あれから、どのくらい経ったのであろう。
「千夏……ごめんね」
カーテンの向こうにいるガラス越しの千夏にずっと謝り続けた。
千夏の姿を見て可愛いと思う前に、
“なんで…何……!?”
そう思ってしまった自分が情けなくなって
どうして笑顔で、見つめ返してやれなかったのか……
あたしは後ろでヒソヒソ囃し立ててた人達と一緒だ
酷い母親だよね……。
それでも、新生児室の前までしか足が運ばず
新生児室に入って
千夏の状態を聞く勇気がまだあたしにはなかった。
何処かで、
あの千夏の姿を認めたくない自分がいた。
あれから、どのくらい経ったのであろう。
「千夏……ごめんね」
カーテンの向こうにいるガラス越しの千夏にずっと謝り続けた。
千夏の姿を見て可愛いと思う前に、
“なんで…何……!?”
そう思ってしまった自分が情けなくなって
どうして笑顔で、見つめ返してやれなかったのか……
あたしは後ろでヒソヒソ囃し立ててた人達と一緒だ
酷い母親だよね……。
それでも、新生児室の前までしか足が運ばず
新生児室に入って
千夏の状態を聞く勇気がまだあたしにはなかった。
何処かで、
あの千夏の姿を認めたくない自分がいた。



