電話を終えたあたしは、ゆっくり病室へと向かった。
“んっ……?”
新生児室の前に人だかりが出来ていた。
“開いたんだ!!”
いつもはカーテンで閉まっていて決められた時間しか開けられてない。
今日は千夏が初めて保育器から出て新生児室に並ぶ日。
あたしはまだ痛む子宮を押さえながら小走りに駆け寄った。
「すいません」
1番端からあたしは体を入れ千夏を探した
「いたっ!!」
喜びから大きな声をあげたあたしは注目を浴びながら小さくお辞儀をした
「あれ、あの子見て……」
「目、見てみて……」
小さな声でひそひそ話すママ達やその親戚……。
“ん?なんだ?”
ガラス越しにいる千夏の前に体を寄せながら赤チャン達を見回した。
「ほら、あの赤チャン……」
後ろから指さす人の指を辿るとその指は千夏に向けられていた。
“んっ……?”
新生児室の前に人だかりが出来ていた。
“開いたんだ!!”
いつもはカーテンで閉まっていて決められた時間しか開けられてない。
今日は千夏が初めて保育器から出て新生児室に並ぶ日。
あたしはまだ痛む子宮を押さえながら小走りに駆け寄った。
「すいません」
1番端からあたしは体を入れ千夏を探した
「いたっ!!」
喜びから大きな声をあげたあたしは注目を浴びながら小さくお辞儀をした
「あれ、あの子見て……」
「目、見てみて……」
小さな声でひそひそ話すママ達やその親戚……。
“ん?なんだ?”
ガラス越しにいる千夏の前に体を寄せながら赤チャン達を見回した。
「ほら、あの赤チャン……」
後ろから指さす人の指を辿るとその指は千夏に向けられていた。



