「赤チャンに全てストレスがかかり、新生児一過性多呼吸を起こしました…それと……」



早口の先生。


何を言っているのか、
あたしは理解出来なかった。


新生児室から少し離れた
保育器の中で一生懸命呼吸をしている



あたしの赤チャン………。



その横で守とあたしが
呼ばれ呆然と立ち尽くしていた。



先生と守が話してる中、



保育器に居る赤チャンを
あたしはただ見つめてた



「抱いていいですか?」


先生と守の話しに割り込みそう話した。




「いいわよ」


そう言いながら体に付いている線をよけながら、あたしの腕の上に赤チャンを乗せた。




「小さい……」



小さい小さい体で、



オムツだけをして一生懸命呼吸をしていた。



「ごめんね、苦しかったね」




あたしのストレスのせいで、この子は苦しんだ



こんな小さな体で苦しんでいたんだね……




赤チャンの顔の上に、
あたしの涙が零れ落ちた