あたしは、痛みに転げまくりながらも携帯を取り出し守に電話をした。
長いコールが再びあたしの不安を大きくしたが、何処かで守がまだ寝ていない確信があったからこそ、しつこく電話を鳴らした。
“えっ………?”
「もしもし?」
一瞬通話中になり、あたしの耳には騒がしい声だけが残った。
「もしも……」
プーッ…プーップーッ…………
“切られた………?”
その瞬間、守の疑われていた行動は事実となり、あたしは怒りだけが込み上げてきた。
「きってんじゃねぇーよ!!」
今までこんな言葉遣いを守に一切した事がなかったあたしだったけど、
もう止まらなかった……。
トゥルルルル………
トゥルルルルル………
あたしは再び壊れたかのように電話を鳴らし始めた。
結婚してから、守に頼った事なんてない。いつも、なんでも1人で色んな壁を乗り越えてきてた。
辛くても笑った……
悲しくても、やりきれなくても
笑っていた……
それがすべて張り裂けて、もう止まらなかった。
きっと、笑いながら何度も守の電話を鳴らしていただろう
きっと、笑いながら守にメールを送り続けてただろう
人間ってきっと、あまりにも壊れると笑い出すんだ
「おかけになった電話は電波の……」
“お前は誰だなんだよ!!”
突然変わった呼び出し音ではないガイダンスを聞いた瞬間、
【もう別れてください……】
そうメールを送信し、携帯を折った
長いコールが再びあたしの不安を大きくしたが、何処かで守がまだ寝ていない確信があったからこそ、しつこく電話を鳴らした。
“えっ………?”
「もしもし?」
一瞬通話中になり、あたしの耳には騒がしい声だけが残った。
「もしも……」
プーッ…プーップーッ…………
“切られた………?”
その瞬間、守の疑われていた行動は事実となり、あたしは怒りだけが込み上げてきた。
「きってんじゃねぇーよ!!」
今までこんな言葉遣いを守に一切した事がなかったあたしだったけど、
もう止まらなかった……。
トゥルルルル………
トゥルルルルル………
あたしは再び壊れたかのように電話を鳴らし始めた。
結婚してから、守に頼った事なんてない。いつも、なんでも1人で色んな壁を乗り越えてきてた。
辛くても笑った……
悲しくても、やりきれなくても
笑っていた……
それがすべて張り裂けて、もう止まらなかった。
きっと、笑いながら何度も守の電話を鳴らしていただろう
きっと、笑いながら守にメールを送り続けてただろう
人間ってきっと、あまりにも壊れると笑い出すんだ
「おかけになった電話は電波の……」
“お前は誰だなんだよ!!”
突然変わった呼び出し音ではないガイダンスを聞いた瞬間、
【もう別れてください……】
そうメールを送信し、携帯を折った



