「……ったい!!」
じわじわときていた、お腹の痛みがだんだん耐え切れなくなり、あたしは1人ベッドの上でもがき始めた。
ブ―――!!
頭の上にあったナースコールを連打して押した
足元の上にある時計を覗き込むと12時半を指している。
「どうしたかな?」
冷静にゆっくりとした口調で話す看護婦に苛立ちをかんじながらも、1人だったあたしは心が折れた。
「お腹……痛い……」
「あらっ?陣痛きたのかしら」
とろい看護婦さんに背を向け深呼吸を繰り返してた
「あ~~痛いっっ!!!」
「ちょっと待っていてね」
そう言うとあたしの傍からすぐ消えて行った
自分で時計を見て計っていても分かるくらい、完璧に陣痛の始まりだった。
「はぁ………すぅ――っ」
看護婦さんが指を入れ内診し始めた
「陣痛は間隔狭いのに子宮口はあまり開いてないわね」
「えっ?」
「赤チャンもまだ降りてきてなさそうだし、大分時間がかかりそうかもね」
その言葉に何も返事する気力すらなく、看護婦さんの言葉にただ愕然とした。
「頑張ってね」
そう、天使のように微笑む看護婦さんの微笑みは、あたしにとっては悪魔のようにしか感じられなかった。
じわじわときていた、お腹の痛みがだんだん耐え切れなくなり、あたしは1人ベッドの上でもがき始めた。
ブ―――!!
頭の上にあったナースコールを連打して押した
足元の上にある時計を覗き込むと12時半を指している。
「どうしたかな?」
冷静にゆっくりとした口調で話す看護婦に苛立ちをかんじながらも、1人だったあたしは心が折れた。
「お腹……痛い……」
「あらっ?陣痛きたのかしら」
とろい看護婦さんに背を向け深呼吸を繰り返してた
「あ~~痛いっっ!!!」
「ちょっと待っていてね」
そう言うとあたしの傍からすぐ消えて行った
自分で時計を見て計っていても分かるくらい、完璧に陣痛の始まりだった。
「はぁ………すぅ――っ」
看護婦さんが指を入れ内診し始めた
「陣痛は間隔狭いのに子宮口はあまり開いてないわね」
「えっ?」
「赤チャンもまだ降りてきてなさそうだし、大分時間がかかりそうかもね」
その言葉に何も返事する気力すらなく、看護婦さんの言葉にただ愕然とした。
「頑張ってね」
そう、天使のように微笑む看護婦さんの微笑みは、あたしにとっては悪魔のようにしか感じられなかった。



