君の隣で~☆星空☆続編~【完】

「…………ったい!………いっ………たいよ…!!」


夜中に激痛で目が覚め、暗闇の中で守の姿を探した。




「………もる…まもる……起きて……」




布団の中でもがきながら
あたしは必死に叫び続けた。



子宮にはしる激痛に
あたしは吐いた…………





「………どした?」




眠そうな目をしながら守は体を起こした。





「お腹が痛いっ……」




「大丈夫か……?」






そう言ってまた眠りに入ろうとする守をあたしは睨みながらも、それ以上言葉をかける気にならなかった。





《きっと……さっきのせいだ………》





あたしはひ汗をかきながら1人もがいていた





“赤チャンだって、きっとこんなに1人で苦しんだんだ……”





そう思ったら、涙が溢れ



“1人で耐えてみせる”





そう痛みと戦った




あたしは守が仕事に行く時まで痛みと戦い



「行ってらっしゃい」





そう笑顔で見送った。





「ゆっくりしてろ?」




そう玄関を出た時、その場にしゃがみ込み



泣き続けた…………





守は寝ぼけて覚えていないのかもしれない。



ちゃんと言わない自分がいけないのかもしれない。





でも何処かで異変に気付いて欲しかった……





あたしの苦しみを何処かで分かって欲しかったのかもしれない、





それでも強がり続けた自分



守に頼れない自分がいて





気が付くと1人で泣き叫んでた。





はいずくばりながら
病院に電話しタクシーを呼んだ