待合室のドアを開けた瞬間
お腹の大きな妊婦さんが
いっせいに見て来て
目を反らし下を向いた。
“ごめんね………”
やり切れない気持ちで愛の元に向かうと
愛はあたしのお腹を触りながら
「ママ……だいじょうぶっ?いたい…いたい?」
そうあたしのお腹を撫でた。
「愛…………っ!!」
待合室の中で愛をおもいっきり抱きしめ号泣した
涙が止まらなかった――
2歳になったばかりの愛でさえ何かを悟ったのだろう
愛は一生懸命にあたしの頭を小さな手で撫でてくれた
6月28日―――
あたしの中にいた小さな小さな命が天使になった。
お腹の大きな妊婦さんが
いっせいに見て来て
目を反らし下を向いた。
“ごめんね………”
やり切れない気持ちで愛の元に向かうと
愛はあたしのお腹を触りながら
「ママ……だいじょうぶっ?いたい…いたい?」
そうあたしのお腹を撫でた。
「愛…………っ!!」
待合室の中で愛をおもいっきり抱きしめ号泣した
涙が止まらなかった――
2歳になったばかりの愛でさえ何かを悟ったのだろう
愛は一生懸命にあたしの頭を小さな手で撫でてくれた
6月28日―――
あたしの中にいた小さな小さな命が天使になった。



