ただ……
守が落ち込んでる姿を見ているあたしがいて
重たい雰囲気だけが残っていた。
「翔サンな……俺の名前をつかって女をレイプしたらしい」
そう一言だけ残して、違う部屋へ消えた。
“翔サンが………女を………レイプ………”
力が抜けて……
その場に座りこんだ。
翔サンの優しく笑いかける笑顔……
男らしい翔サン………
なんで………?
翔サンが守を裏切った事よりも、翔サンが女にそんな事をした事の方がショックだった
翔サンがそこまでしてまで、守を恨んでた……?
翔サンがそこまでしてまで、守を憎んでた……?
あたしの頭に過ぎったのはたった1つだった
“あたしのせい……”
そう思った瞬間、あたしは守の方をふと見た
今まで男に対して、全てが中途半端でやってきた
気づいたりした事もなかった
あたしのせいで傷ついてる人達がいる事を―――
いつも、自分だけだって思ってた
なんで、こんなに辛い思いしなきゃいけないんだ
なんで、こんなに苦しまなきゃいけない
なんで――
こんな辛い思い…………。
いつも、そう思い続けて生きてきた
でも、あたしと同じような気持ちを経験したって言う女が居ると思った瞬間初めて思ったんだ
悲劇のヒロインになってただけかもしれない
そう、守の言葉だけが繰り返され
時間だけが過ぎて行った
守が落ち込んでる姿を見ているあたしがいて
重たい雰囲気だけが残っていた。
「翔サンな……俺の名前をつかって女をレイプしたらしい」
そう一言だけ残して、違う部屋へ消えた。
“翔サンが………女を………レイプ………”
力が抜けて……
その場に座りこんだ。
翔サンの優しく笑いかける笑顔……
男らしい翔サン………
なんで………?
翔サンが守を裏切った事よりも、翔サンが女にそんな事をした事の方がショックだった
翔サンがそこまでしてまで、守を恨んでた……?
翔サンがそこまでしてまで、守を憎んでた……?
あたしの頭に過ぎったのはたった1つだった
“あたしのせい……”
そう思った瞬間、あたしは守の方をふと見た
今まで男に対して、全てが中途半端でやってきた
気づいたりした事もなかった
あたしのせいで傷ついてる人達がいる事を―――
いつも、自分だけだって思ってた
なんで、こんなに辛い思いしなきゃいけないんだ
なんで、こんなに苦しまなきゃいけない
なんで――
こんな辛い思い…………。
いつも、そう思い続けて生きてきた
でも、あたしと同じような気持ちを経験したって言う女が居ると思った瞬間初めて思ったんだ
悲劇のヒロインになってただけかもしれない
そう、守の言葉だけが繰り返され
時間だけが過ぎて行った



