「うおお!海に負けたああ!」

後ろから聞き覚えのある声。

「空・・・。」

「うええ!?利歩何泣いてんの!?」

疑問に思ったのか目をパチクリさせる空に千夏は『黙って。』とポカリと空の頭を叩いた。