「そっか。ありがとうね。利歩。空君に言われたの。お前は利歩とは間逆なのにあんな奴の親友なのかって。」

「ああ!?」

空。
見てろよ。
1500m終わったら。お疲れ様の前に絞めてやる。

「あはは。それでね。利歩は私を一番理解してくれる、間逆でも。一緒に居てくれるし、励ましてくれる。私が利歩をいくら気付けて、バレー部の子にワザと陰口言っちゃった時も。許してくれる。優しくて私の憧れだって。」

「千夏・・・」