「ひっ、すいませんでした!」 でたよ、母さんの黒い笑みが・・・ あれだけには敵わないんだよな。 あっ、何があっかと言うと、部屋に入って来たクソ親父に抱きつかれて俺が殴ったと言う事だ。 「小夜、そんな事言わなくてもいいじゃないか。」 「えっ?」 「口に出てたよ。」 「口に出るとかなんたる失態!この黒谷小夜一生の不覚!」 「いつの時代の人だっつうの!」 「今の時代?」 「まぁ、いいや。それより、母さん。こんな朝早くからどうしたの?」