「どれどれ・・・あ、本当だ。でも、見かけない顔だね。」 「・・・彼奴等は転校生だ。」 「えっ、マジ?」 「嘘ついてどうする。」 「ん?奴等何かやるみたいだよ?」 見てみると、彼奴等はある程度距離をおき同時に門を飛び越えた。 「うわっ、すげぇー!」 「うん。中々だね。」 一樹(かずき)と龍(りゅう)が話してる中俺は黒色のショートヘアに薄茶色の目をした奴について考えていた。 (彼奴は俺等の事に気付いてた?) 一応、気配を消していたはずだが彼奴は視線だけ俺達にむけていたのを俺は知っている。