あの夏の日と、私と、キミと。




なんとかその場をしのぎ、手を繋いで出店をまわった。



「あ、わたあめあるよ!」



「ホントだ」



わたあめを買って、食べていると「ちょっと頂戴」と言われたので、少しあげると。



「甘いね」



「うん!」



そんな会話をしながら、さらに出店を見てまわった。