「隣いい?」 横には、悠貴が立っていた。 片手には、線香花火を1本だけ。 「いいよ」 私が返事をすると悠貴はその場にしゃがみ、線香花火に火をつけた。 しばらく無言の状態が続いていると、悠貴が口を開いた。 「あのさ・・・」