あの夏の日と、私と、キミと。




「おはよう」



「お、おはよ・・・」



初めて会ったときみたいな、ぎこちない挨拶しかできなかった。



「あの・・・悠貴」



「ん?」



「今日・・・お弁当作ってきてないの・・・」



「え・・・」



少し驚いた顔をする悠貴にかまわず、そのまま続けた。