あの夏の日と、私と、キミと。




素直に嬉しかった。



だから、笑ってこう言った。



「ありがとう」



すると悠貴くんは、ニコッと微笑んで空を見た。



「ここは、空を近くに感じる事ができるね」



「うん」



そうやって言う悠貴くんの横顔は、とても嬉しそうだった。