あの夏の日と、私と、キミと。




「ありがとう」



「危ないから走るなよ」



「うん」



悠貴は、しっかり手を握ってくれた。



私もその手を握り返した。



ベッドまで誘導してもらって、腰かける。



悠貴は、向かい合わせになるようにイスに座った。