あの夏の日と、私と、キミと。




いきなり名前を呼ばれたときは、ドキッとした。



「な、なに?」



「目の事・・・医者から聞いたよ・・・」



「そうみたいだね・・・」



「症状が出はじめたのは、いつから?」



「高2の夏あたりから・・・」



悠貴は話を聞きながら
ベッドの横にイスを並べて
そこに座った。