階段を下りきると、購買はすぐ。


「あった!」

メロンパンを視界でとらえた。



それから、約2,3秒…。




私は腕を伸ばした

隣には誰かの腕




私は負けじと腕を伸ばして…






パシッ




その手にとらえた




メロンパン。




「…やった。」

頭ん中真っ白になりながらも言う。



「…え。」

「さ、紗緒チャン…。」



周りの人のザワザワが聞こえた。



「やっ…やったああああああああっっっっ!!!」





勝った!!
勝ったんだ!!!


「どうだっ、唯人君!!奪ってやりましたっ…よっ…。」




喜びもつかのま




…バタン


「え…?」

唯人君が


倒れた。