ていうか自然とお母さんの事、お義母さんって呼んでたけど…。

それってさ~、それって…。

うん、恥ずかしいから言わない。

「紗緒、顔赤い。」

「知ってる。」

フッと唯人が笑う。



すると、携帯はピロリン♪となった。

なんだろ?と思い、届いたメールを見てみると…。



受信者:杏

『おはよ☆朝からリア充ってんじゃねーよ☆バカップルめ!』



…は!!

視線に気づき直感を信じて後ろを見てみると…




ニタニタこっちを見てる…




杏ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!





うわあああああああああああああああ!!!!!!!!




ニタニタしてる!!超ニタニタしてる!!ピースしてる!!!ニッタニタしてる!!!!



「どうした、紗緒」

アワワワワワと後ろを向いてる私に気付き、後ろを向く唯人。

すると、唯人と杏の目が合った。

ニタニタ笑ってる杏に対して、唯人は…。





ちゅ




と、私の頬にキスをした。






どぅええええええええええええええええええええええええええええええ





何、何!?


人通りが少なかったからいいけど、ナニコノジョーキョー!!




そして唯人は杏に向かってフッ、とこれでもかという程のドヤ顔で返し、私の手を引っ張って行った。



「なによっ、この、バカップルぅぅぅぅぅぅ!!!!!」



って杏の声が、ワナワナしてる私には微かにしか聞こえなかった。