「え…?」
優しく、抱きしめられていた。
誰からかもわからずに。
だけど…逃げ出したくないぬくもり。

そっと後ろを振り向くと
微かにその顔が見えた








「………ナグサメ先輩…?」









「……っ。」





先輩は何も答えなかった。