むにぃぃぃっ


…え?


ほっぺに、軽い痛み。
つ、つねられてます?

むにむにむにむにむにむに
ほ、ほっぺむにむにされてます?


「ゆ、ゆうぃとくん?(唯人君)」




「…言いすぎだ、バカ。」


顔を少し赤くして
きっ、とした顔をして


壁に押し付けられて

顔と顔の距離10cmくらい



けっこう近いよコレ?



そんなシチュエーションで


そんな事を言われた。



ほっぺむにむにされながら。




「ほ、ほら。行くぞ。」

たぶん唯人君より顔を赤くしてぺたんと座りこんだ私との間に、変な空気が流れた事に気がついたのか、唯人君はパッと離れて私の腕を掴んで立たせた。










唯人君の触れた所が



熱い





心臓が

トトトトトトトトトトトトトト

まるでうさぎの鼓動の様にうるさかった