「燈弥、ちゃんとまりあちゃんのこと守ってあげてよねー?」




母さんがまりあの頭を撫でながら俺に言った



守る?



「なんで」


「なんでって、明日から同じ学校だから」



……は?


同じ…学校!?



まさかっ…



「燈弥と同じ高校受験したのー♪」



まりあはくるんと長いさらさらな髪をなびかせて回った



マジかよ…