燈弥はまた圭吾くんと歩いていった




私はしばらくその場に立ったまま、燈弥の言葉を思い出していた




――帰ったら相手してやるから――




帰ったら、相手してくれるの?



ホントに?


あのいつも冷たい燈弥が?



うそー!!




嬉し過ぎて顔がにやけてしまう



嬉しいっ


すごい、すごい!




私はドキドキしながら席に着いた