「一緒に帰ろー?」


一人で帰ってろよ


「やだね」


「えー!なん…「俺と帰ろうよ!!」



まりあの声に被せて、一人の男子が声をあげた


「あ!ずるい!俺も一緒に帰りてぇんだよ!」

「俺が帰るんだ!」



次々と声が上がって、それと同時に少しずつ野郎共がまりあに近づいてくる



「え…あ……うぅ……」



まりあが怯えたように後ずさりをする



……しょうがねぇな



俺はまりあの腕を引いて自分の背中に隠した